今まで協議の対象ではないと言っていたフッ化水素等の輸出に関して協議に応じるのだから、それを「譲歩」と表現することは間違ってはいない。

もっとも、より多くを「譲歩」したのは韓国側であることも間違ないが。

韓国側のネットも狂乱状態だが、なぜ感情的に「勝った」「負けた」と騒ぎ立てているのか。

元々、GSOMIA破棄であれ、「輸出規制」であれ(韓国だけでなく、海外の英語メディアも"restriction"という単語を用いている)、日韓どちらも得をしない。

妥協のない外交など存在しないのだ。

相互の主張が一致しない歴史問題などがあるのなら、それは一旦保留にし、双方の利害が一致する点を優先して協議を進めるほうが、双方にとって得策だ。

紆余曲折があったし、今後もまだ予断を許さないが、当面、GSOMIA破棄を回避した事と、フッ化水素等の輸出''restriction"に関して協議を始めた事は、
日韓両国だけではなく、東アジア全体のパワーバランスの急激な現状変更を避ける観点からも穏当な判断だったと言えよう。