兵庫県内で新型コロナウイルスの感染者が初めて確認されてから4月1日で1カ月。3月30日までに137人が確認され、死者は11人に達した。複数のクラスター(感染者集団)が発生し、感染者数を押し上げた一方で、経路が全く分からない人は1割にとどまる。県は爆発的に広がる状況(オーバーシュート)を最も懸念しており、不要不急の外出を控えるよう呼びかけを続ける。

 「県内感染者の大半はクラスターに関係している。(数は増えているが)現段階では拡大は抑え込めている」。30日の記者会見で井戸敏三知事は、こう見解を示した。

 137人のうち100人ほどは、介護老人保健施設「グリーンアルス伊丹」(伊丹市)や「仁恵(じんけい)病院」(姫路市)「宝塚第一病院」(宝塚市)などクラスターと何らかの接点があり、感染ルートが全く分からないのは13人だという。3月下旬以降、クラスターに関連する新たな感染者数は減少傾向にあり、県が「抑え込めている」とする根拠になっている。

 一方、海外渡航歴がある人も13人おり、井戸知事は渡航先にかかわらず帰国者には2週間の外出を控えるよう呼びかけた。検疫所を所管する厚生労働省にも、情報提供を求める考えだ。

 高齢者ほど症状が重くなる傾向は県内でもみられる。死亡した11人は全員が70代以上。呼吸器の装着を要する重症者は5人に上る一方、感染者の8割は軽症か症状がなく、10歳未満の感染は確認されていない。【春増翔太

3/31(火) 17:33配信
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