樺太南部の返還と千島列島の引き渡しと引き換えに、ソ連の対日参戦が決まった45年2月のヤルタ会談の直後、
ともに連合国だった米ソは『プロジェクト・フラ』と呼ばれる合同作戦をスタートさせた。
米国は45年5〜9月に掃海艇55隻、上陸用舟艇30隻、護衛艦28隻など計145隻の艦船をソ連に無償貸与。
4〜8月にはソ連兵約1万2000人を米アラスカ州コールドベイの基地に集め、艦船やレーダーの習熟訓練を行った。
コールドベイには常時1500人の米軍スタッフが詰め、ソ連兵の指導に当たった。訓練を受けたソ連兵と貸与艦船は樺太南部や千島列島の作戦に投入された。
8月28日からの択捉、国後、色丹、歯舞の四島占領作戦には、米の貸与艦船10隻を含む17隻が参加。ソ連軍は各島で日本兵の武装解除を行い、四島の占領は9月5日までに完了した