忘れもしない小学四年のころ
門から玄関まで子供の足で3分弱というクラスメイトの豪邸を
団地住まいの友人たちとたずねた
ドラマや映画に出てきそうな服装をしたきれいなお母さんがミルクティとビスケットを出してくれた
紅茶が塩辛かったがみんな「こういう資産家の家だから、これが本物の紅茶の味なんだな…」
と黙って飲んでいた
当の豪邸の息子が一口二口飲んでから「おかあさん、これ、砂糖と塩まちがえてない!?」
そのお母さんは「あら!ほんとだ!いや、ゴメンナサイ!」と美貌がぞぐわないほど慌てふためいていた