そもそも、日本経済の潜在的生産能力を意味する潜在GDPが「過去平均」なのです。というわけで、経済成長が実現すると、潜在GDPは大きくなり、潜在成長率も上昇します。


 国民に誤解を与えないためにも、潜在GDPとして最大概念を採用するか、もしくは「潜在GDP」「潜在成長率」を「平均GDP」「平均成長率」という言葉に改めるべきです。


 さて、現在の日本の定義では、潜在成長率は「過去の平均成長率」に過ぎないため、
「政府が大規模財政拡大を実施し、GDPを拡大する」
 と、確実に上昇します。日本の潜在成長率(というか平均成長率)を高めたいならば、政府の財政支出でデフレ脱却をすればいい。ただ、それだけの話なのです。潜在成長率とは、「そういう統計」なのですよ。