岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは「新発10年債は今後もしばらく取引が成立しない可能性がある」との見方を示す。海外からの金利上昇圧力が一段と強まる中で、市場は「実勢の10年金利は0.25%より高い(価格は低い)」とみているからだ。

日銀は10年債の対象銘柄を実勢より低い0.25%の利回り(実勢より高い価格)で無制限に買い入れる「指し値オペ」を毎日実施しており、このため、市場参加者は指し値オペには応札しても、通常の市場では売買しないようになってきたという。

日銀が今年4月以降、毎営業日オファーしている指し値オペに対しては、先週14日以降応札が増えており、21日は、365回・366回・367回債のカレント3銘柄に対して1兆2637億円の応札・落札があった。