中国の『淮南子』「覧冥訓」では
古の時、天を支える四極の柱が傾いて世界が裂けたという。
天は上空からずれ(ボールシフト)、大地は避け、大洪水が起きた。
ジョカはそれらを修復し、泥をこねて最初の人類を作ったと言う。

また苗族やチワン族などを含む中国各地の神話では
太古に雷神が大洪水で世界を滅ぼす事にした。

ただフッキとジョカの兄妹にだけは歯を渡し、
その歯を植える事によって生まれる
巨大な瓢箪の中に隠れて洪水の難を逃れるように命じた。

そして大洪水が発生して全世界が水没して一度滅んだ。
ただ2人だけ生き延びたフッキとジョカの兄妹は、
まぐわりあって子供を産み、類の始祖となったという。

絵画ではフッキとジョカは半人半蛇で、
それぞれコンパスと曲尺 (直角定規)を持ち、下半身を絡み合わせて描かれる。
これらはアダムとイブに原型があり、コンパスと直角定規は
それぞれ大工である絶対神ヤハウェの持ち物として
ヤハウェが天地創造する西洋画に描かれている。

イザナギとイザナミ兄妹が泥の海(大洪水直後の地上)に
降り立ってその地の神々の始祖になったという話の背景には
元ネタとしてこれらの神話がある。