中東情勢の悪化で供給不安が続いているのが、塗装に欠かせない「シンナー」です。流通の目詰まり解消に向けて、政府はメーカーが直接工務店などにシンナーを販売する直販制度を始めましたが、県内の事業者からは悲鳴が上がっています。

千葉県の物流倉庫に届いた塗料用のシンナー。中東情勢の悪化で「シンナーの調達が難しい」との声が、全国的に相次いだことを受け、政府が23日から始めたのが、シンナーの「直販制度」です。

工務店などの事業者が、1缶あたり1万3500円で、卸売業者を通さずメーカーから直接購入できる仕組みです。

■からや漆器 宮下剛史社長
「シンナーを入れることで、塗料の粘土を柔らかくして、スプレーから吹き付けしやすいような粘度にしています」

鯖江市の漆器メーカーです。こちらでは、木地に吹き付ける塗料用のシンナーを毎月10缶以上消費しています。

■からや漆器 宮下剛史社長
「普段使いのシンナーは入らなくはないが、値段が大幅に上がったので、それがかなり大きな変化」

これまでは、1缶あたり6000円程度だったシンナー。現在は、卸売業者から1缶あたり1万円で購入しています。政府の直販制度について尋ねてみると…。

■からや漆器 宮下剛史社長
「我々が使っているシンナーの値段で(1缶)1万3000円はかなり高い。普段使いのシンナーで1万3000円で買えるよって言われても、正直買おうとは思えない」

こちらは坂井市の住宅塗装業者。

■電話で業者とやりとり
「塗料シンナーって入る?」「はい、あります」
「今大体どれぐらい?すぐ持って来れる?」「はい、大丈夫です」

シンナーの供給不安は、少しずつ解消しているということですが…。

■電話で業者とやりとり
「下塗り材はどんな感じ?」「下塗りは一向に入ってこない」
「全然入ってこないか」https://news.yahoo.co.jp/articles/2b25c56a0ce1e884348ed166f169a7b6cb20020d