ユダヤ・キリスト・イスラム教も元々は多神教だ。
神々が最初の人間を作る際に
「我々に似せて人を創ろう」と自らを複数形で語っている。
その他様々の箇所で神々が複数形で記述されている。

ユダヤ教の開祖モーセは民を引き連れたエジプトを脱出した後
シナイ山の山頂にこもって神と対話し、原十戒石板を授かった。
この石板は表にも裏にも文字が刻まれていたと創世記には記述されている。

しかし山を下りた時、人々は黄金の牡牛の像を作って祀っていた。
この像は子供を殺して生贄として捧げるモレクやバアルなどの邪神の象徴だ。

そうした淫祠邪教の徒がエジプトを脱出した
古代イスラエル人グループに潜り込んでいて暗躍して
民衆を大きく惑わしていたのを知って、
モーセは激怒し、原十戒石板をその場で叩き割った。
そして再びシナイ山に籠って新たな契約の内容について神と話し合った。

その後山を下りたモーセが持っていた二枚の石板は、
表面にのみ文字が刻まれた別物だった。

文字が減っている事から前の石板とは内容がほとんど変わっており、
より低俗な連中を教化するためのものになったと考察されている。

こちらの石板は十戒石板と呼ばれる。
そして第一条項に「私の他に神があってはならない」とあり
バアル信仰を牽制した。
こうして天界には三柱の神がいるというそれまでの教義を隠し
異教の存在を決して許さない厳格な唯一神教が誕生した。
しかし後になってイエスが隠されていた奥義を一般人に明かす事になる。